SONY h.ear in 2 Wireless WI-H700

ソニー製ワイヤレスイヤホン h.ear in 2 Wireless WI-H700 のレビューです。

 

いきなり結論。
買ってよかった!
超快適!!

 

まずは、特徴を整理しましょう。
WI-H700の3大特徴といえば、下記の点があげられるでしょう。
・ワイヤレス(bluetooth
・ネックバンド型
カナル型(イヤーピースは4サイズ付属)

  

もう少し細かく特徴を整理してみると、下記のような多くの点があげられます。
・多くの機器で高音質再生可能(AACとapt-Xに両対応、iOS機器でもandroid機器でもOK)
・ワイヤレスでもハイレゾ相当(LDAC採用)
・音源をハイレゾ相当に変換可能(DSEE HX搭載)
・サラウンド、イコライザーで好みの音質に調整可能(アプリ使用。ワイヤレス専用。)
・有線接続でも使用可能
NFCによる簡単接続
・電話着信時にネックバンドがバイブレーションする
・マグネットクリップでケーブルがまとめられる(マグネットクリップは取り外し可能)

しかし、使ってこそわかる重要ポイントが他にありました。

 

超快適な装着感

ネックバンド型のイヤホンは、コントローラーの形態において2種類に大別できます。
①コントローラーがネックバンドに一体化されているもの
②コントローラーがイヤホン本体とネックバンドとの間のケーブル上にあって耳からぶら下がる状態になるもの

 WI-H700は、上記の①に該当し、
コントローラーが、ネックバンドに一体化されていて、耳からぶら下がった状態になりません。歩こうが走ろうが、コントローラーがぶらつかない。
また、細かいことですがケーブルがネックバンドの外側から出ているため、顔の向きを変えたりしても触れにくくなっています。
これが非常に快適でした。

さらに、
音が途切れにくい。
一般に、bluetoothは送受信経路上を物体が遮ると音が途切れることがあります。例えば、音楽を再生しているスマホをお尻のポケットに入れたり、イヤホンのbluetooth部を手で覆ったりすると音が途切れやすくなります。
しかし、WI-H700ではそういったことはありませんでした。その理由は、推測になってしまいますが、bluetooth通信部がネックバンドに搭載されるため、過度な小型軽量化がなされていないため、bluetooth通信アンテナの実装にゆとりが得られるのでしょう。
そして、
装着していることを忘れるほど軽い。
いや、実際には、ワイヤレスイヤホンとしては、ネックバンド型ではないものまで含めて考えると、比較的重い方です。しかし、全体の重量バランが非常に優れているため、装着してみると重さを感じにくく不快感がありません。

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WI-H700

 

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amazonで「bluetooth ネックバンド」で検索した結果。左端のamazon's choiceは前記②のタイプ。評価は高いが、使い込むほど後から不満が出る可能性が高い。

 

 

ネックバンド型でないものや、コントローラーが耳からぶら下がるタイプのものにも、それぞれの利点があるのだろうと思います。
しかし、筆者としてはコントローラー一体型ネックバンドのイヤホンが今後の買い増しや買い替え時にも筆頭候補となりそうです。
もしコントローラー一体型ネックバンドではないのなら、ネックバンド型である必要はないとすら思っています。


ソニーのワイヤレスイヤホンには、上位モデルWI-1000Xがあり、そちらだとノイズキャンセル機能があるのですが、重量がアップしてしまい、快適さが失われます。それに価格も大きく跳ね上がります。とは言え、ノイジーな環境で快適なリスニング体験を得たい方には良い機種ではあります。
筆者は総合的に判断してソニーのワイヤレスイヤホンとしてはWI-H700がベストバイだと思います。

他のメーカーのものでもよかったのですが、たまたま安く購入できる機会があったためWI-H700を選択したのですが、結果的に大正解。

 

スキのない高音質仕様

音質に関しては、初めにふれたとおり、高音質コーデックのAACとapt-Xの双方に対応、ハイレゾ相当のLDAC、非ハイレゾ音源をハイレゾ相当化するDSEE HX搭載と仕様にスキがありません。
実際、WalkMan NW-A55 や Xperia XZ Premiun とのbluetooth接続でのリスニングにおいても不満はありません。低音は量感豊ですが、締りのある音です。高音はドライというか、伸びやかさが足りない感はありますが、シャリつかず、刺さるような刺激的な音はなりませんので聞きやすいです。個人的な好みで言うと、高音の艶感というかキラキラした感じがあるとよかったなとも思うのですが、有線接続ではこの点が改善されるので、ワイヤレスでは仕方のないところなのかもしれません。

もし、高音域に不満がある場合には、スマホアプリ「Headphones Connect」を利用すると使用されているコーデックが確認できるので利用してみるとよいでしょう。SBCから、aptXやAACに変更するだけでもかなり改善されます。


ちょっと残念だった点

bluetoothがver5ではない
・防水ではない
・音声操作非対応(Siriやgoogleアシスタント非対応)
・充電がUSB-Cではない(microUSB)
イコライザーを使用すると、高音質コーデックが利用できない。

分からないのですが、イヤホンの場合はbluetoothのバージョンは5より4.1の方が良いのでしょうか?
いずれも、マイナスというほどではないですが、対応していれば尚よかったと思います。
microUSBである点については、人によってはこの方が良かったりもするでしょう。

 

以上、ちょっと気になる点もありましたが、これは良いものです。

買ってよかった。おススメです。